パワポでQRコード生成

社長:私も図形を書くのはパワポ一辺倒になってしましました。いや、25年前には X Window に idraw というのがありましてねー、あれはとても良く出来ていて、私も日本語対応した okdraw というのを作ったり…

開発:パワポでQRコードを生成して編集できると便利という話ですね。アドインとか作れば良いのかな。

基盤:誰か作ってそうですね。調べてみます。

*** 数分後 ***

基盤:とりあえずQR4Officeというフリーのアドインがあったので、インストールして使ってみましたが、こんな感じです。

基盤:実用的には十分と思いますが、イマイチぱわぽの機能を使った遊びができない残念感はあります。

社長:背景無しに出来ないのがイタイですね。まあ本来の目的を考えれば当然なんでしょうけど。電子署名に添えるハンコっぽく使いたいので。署名情報自体をハンコにするって洒落てますよね。ところで朱肉の色って、RGBで表すとどうなるのかな?

開発:色はJIS規格で決められてるようです。

朱肉の規格 JIS S 6020-1992 (Cinnabar seal-ink pads) 日本工業規格 JIS S 6020-1992
朱肉
SHUNIKU (Cinnabar seal-ink pads)
1. 適用範囲 この規格は、通常押印に使用する朱肉(以下、朱肉という。)について規定する。

社長:あぁ、seal-ink て表現するか。チャイナバーってのは何?

開発:chinabar じゃなくて cinnabar です。朱色のことですね。朱色の原料「辰砂(しんしゃ=cinnabar)」に由来していて、「辰砂:別名に賢者の石」とあります[Wikipedia]。

社長:賢者の石!その単語大好き。

開発:マンセル値とやらで 7.5R 5/14、RGBにすると 217, 66, 54 だそうです。つまりHTML・CSS的には、color=#D94236 ですね。おや?でも cinnabar でググると色んな色が出てきます。

開発:カラーサイト.com によると、cinnabarは #E15A28 だとあります。これはかなり明るいですね。朱肉にも色んな明度や彩度のバリエーションがありますしね。

開発:そもそも色の見え方は相対的なので、色の表現には sRGB と AdobeRGB とか、色んな体系があるということのようです。当社イメージカラー候補の Royalblue ではこんな感じです。

Royalblue色見本 [color-sample.com]

社長:色には非常にヒッジョーに興味があります。これはいずれ、生成するPNGのパレットを決めるのに勉強しないといけないですね。でも、とりあえず欲しいのはハンコの朱肉です。

基盤:JIS規格の朱肉ですが、QR4Officeで指定するとこうなりますね。

社長:なるほど。うーん、でもリアルで見る朱肉の色って、もっとオレンジっぽくてケバいイメージなんだけどなー。うちの社印に付いてきたやつだって。安物だからだろうか?たしかにこの色のほうが、高級感がある。というか、電子的な書類に押してあるハンコってこういう色のがあるな。JIS準拠ってわけか。

開発:なんにしても、そもそもパワポは透明画像を吐くのが嫌いみたいだから、やはりQRハンコはGoで生成するのが良いみたいですね。やってみます。

社長:それにしても、いい色って本当に素晴らしいですね。これまでウェブサイトにしろパワポにしろ、テキトーに自作した色を使ってきましたが、そういうちゃんとした体系で作ると良いのだということを、初めて知りました。特にウェブサイト作成については、そういうサポート機能があるとスゴく良いですね。WordPressとかにもプラグインしたら良いと思います。

基盤:たぶん、既にあると思いますが。

社長:そもそも、パワポにしろウェブ作成ツールにしろ何にしろ、デフォでもっとちゃんとした色の作成、というか色見本を提供してくれてたら、世の中の色気違いは減ると思うんだよね。Terminalの前後色設定にしたって、これまで納得できる色に調整するのにずいぶん手間をかけたものです。もっとカンタンにもっとキモチ良く!これ、うちの社是だな。

2020-0520 SatoxITS

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